【仕事のプロフェッショナルとは?】条件は「経験」ではなく「コミット」

こんにちは、キョウイです。 今回は「仕事のプロフェッショナルといえる条件とは何か?」というテーマです。

資格のある士業のような仕事なら、免許があれば一応「プロ」と名乗れると思います。
しかし、一般的なサラリーマンのように会社に勤めている仕事(よく言えば知的労働者)だと、何をもって「プロ」といえるか迷うところです。

ピーター・ドラッカーの名著に「プロフェッショナルの条件」という本があります。
そこには、成果と貢献、時間管理、意思決定、リーダーシップなど、プロに必要な「考え方」が提示されています。

しかしあくまで考え方。もっと明確に「これをやるからプロ」と言える基準が欲しいものです。

ということで今回は、プロの判断基準を明確にしてみたいと思います。

プロの仕事がわかる「ベンチャー楽天」の起業

今では一大企業となった「楽天」ですが、ベンチャー時代の立ち上げエピソードをご存知ですか?

元副社長の本城氏がシステム開発担当として楽天のプラットフォームを立ち上げた話で、ああ、これがビジネスで言うところの「プロ」なんだと思いました。

1997年に三木谷氏を含めた数人が立ち上げたネットベンチャー企業は、(当時はエム・ディー・エムという社名)ネットビジネスに関しては素人集団。
システム開発担当となった本城氏(元副社長)は、プログラムを組んだことすらなかったとのことでした。

そんな中で本城氏は、プログラミングの説明本を片手に何度もあきらめかけながら、自力で楽天市場のプラットフォームを組み上げました。

外注という選択肢もあったでしょう。
しかしこのプラットフォームは、楽天にとってビジネスの根幹部分です。

ここを外注せずに自前でやった意義は、ビジネスのコアを握り、ノウハウを自社に蓄積していく上で、とても大きかったわけです。

プロの仕事は「最善」ではなく「結果」

ビジネスマンには2つのタイプがあるといいます。

  • 最善タイプ(ベストエフォート型)=最善を尽くす、と聞こえはいいものの、つまり「ここまでがんばったからいいでしょう」と自分自身に言い訳するタイプ。
  • 結果タイプ(やりきり型)=どんな手段を使っても、とにかく物事を最後まで達成する、つまり「なんらかの結果を出す」タイプ。

ビジネスでいう「プロ」とは、後者の「結果タイプ」つまり、何が何でもやりきる人のことです。
前述の本城氏は、プログラマーとしては素人でしたが「ビジネスマンとしてプロフェッショナル」だったわけです。

これからのビジネスは、前例のないところを切り開いていかなければなりません。それは、誰にとっても経験したことのない領域でしょう。

最善であろうが、最後までたどり着かない限り全く意味がありません。
結果をもたらす者が「プロ」なのです。

「仕事のプロ」の条件は「経験や資格」でなく「コミットメント」

これまでの仕事において「プロフェッショナル」の称号は、「経験や資格」に与えられるものでした。
それは、すでに世の中に存在する既知の仕事をこなす熟練という意味でした。

しかしこれからは違います。
これからのビジネスでは、全く新しいイノベーティブな領域を切り開くことが求められます。

それは、未知の仕事です。
誰も「経験」はありません。もちろん「資格」もありません。

未知の仕事において「プロ」かどうかを判断するのは、「経験や資格」ではなく「結果に対するコミットメント」しかありません。

要領よくやるでも、泥臭く根性でやるでも構いません。
手段を問わずに、何が何でも結果が出るまでやりとげるという「コミットメント」こそが、プロの証なわけです。

依頼人はその「コミットメント」にお金を出すのです。

まとめ

今回は、これからの「仕事のプロ」としての条件について解説しました。
まとめると以下です。

「仕事のプロの条件」まとめ

・ これまでは経験や資格という熟練がプロの条件だった。
・ これからのビジネスでは「結果へのコミットメント」がプロの条件。
・ 手段は問わない。依頼者はコミットメントにお金を払う。

しかしもっと言えば、新しいチャレンジに100%の保証なんてありません。
最終的には、自分を信じられるか。自分を信じてもらえるか。

まずは自分が自分にコメットしないとですね

結局は、そんなところにプロの線引きがあるのでしょうね。

それでは、また!

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