こんにちは、キョウイです。
今回のテーマは「話が伝わらない原因」についてです。
人に話を伝えるというのは、意外に難しいものですよね。
子供の頃は感じなかったことも、大人になればなるほど実感する場面が多く出てくると思います。
「話が伝わる」というメリットは数え切れません。
- 人に信頼される
- 誤解されない
- 相手に依頼できる
- 相手にお詫びできる
- 自分の意見を言える
- などなど
ということで、今回は、なぜ話が伝わらないのか?どうすれば伝わるのか?について5つのポイントで解説していきます。
原因1:自分に権威がない
「何を言うか」より「誰が言うか」
同じ内容でも「誰が言うか」で、伝わり方は変わります。あなたが言うのと他の人が言うのでは、人に与える印象が変わるのです。
人それぞれの「権威=メディア力」が違うからです。
たとえば、「UFOを目撃」というニュースを、名も無いネットニュースで見るのと、NHKが報道しているのとでは、受け止め方が変わりますよね。
「権威=メディア力」とは、その領域における「信頼性」ということです。
解決策:自分の信頼性を築く
自分の権威性=メディア力を上げるには、信頼性を築くしかありません。
それには、コツコツと信頼性を積み上げることが一番です。
しかし、まだ信頼性を築けていなくても「自分にはまだ権威性=メディア力がない」と分かっていれば、大丈夫です。
あいさつや自己紹介で、自分の信頼性を補強する工夫ができるからです。
自分のバックグラウンドを丁寧に説明することで、信頼性を補強する工夫をしましょう。
原因2:論点とゴールを明確にする
噛み合わないのは論点=「問い」がずれている
論点がずれているというのは「問い」が相手と共有されていないということです。
問いが相手と共有されていないと、当然、噛み合わない会話になります。
「この商品は売れないな」と言っている上司に対して「いやいや、この商品の質は業界屈指ですよ」と答える部下。
この二人の話が噛み合っていないのは、論点=「問い」がずれているからです。
・部下:質の話をしている
これでは、お互い話を相手に伝えることができません。
解決策:話の目的=ゴールを明確にする
「問い」を立てるには、「話の目的=ゴール」が必要です。
「問い」を言い換えると「ゴールに到達するためにどうするか?」ということだからです。
向かうゴールが相手と違ったら、そもそも問いも共有できません。
さきほどの上司と部下の会話も、暗黙に「会社の業績を上げる」という目的を共有している上で、議論しているわけです。
お互いが何を目的=ゴールをしているかを共有した上で、話を進めましょう。
原因3:意見と理由がハッキリしない
一番言いたいことは何?
相手との会話の中で、あなたの一番言いたいことをはっきりさせましょう。
それが「意見」です。
・「私はこう思う」
これがない話は「中身がない」と感じられてしまいます。
解決策:なぜその意見なのか「理由」を示す
意見を言ったら「なぜ、そう思うのか」という理由を示しましょう。
意見は自分の中にあるものですから、そのまま相手にぶつけても、相手も理解できません。
「私はあの人が嫌だ」というだけでは、相手もどう受け止めていいかわかりません。
そこで「なぜ?」という理由が必要になります。
「だって、大事な時に責任逃れするから」のような理由があって、「なるほどね」という納得が生まれます。
理由なく、意見だけでは、納得は得られません。
原因4:相手にとっての意味は?
聞いてほしいだけではダメ
「自分の話を聞いてほしいだけ」というのは「伝える」という観点からはNGです。
受け取る側は、どうしても意味づけをするからです。
たとえば、最近見た映画の話をしても、相手からすると「気分を盛り上げよう」としているのか「教訓がある」と言いたいのか「次の映画は一緒に」と誘っているのかよくわかりません。
解決策:相手にとっての意味を考えて話す
話を伝えるには、相手のことを知らないといけません。
相手はどういう人で、何に興味があって、どんな問題を抱えているかによって、話の受け止められ方が変わってくるからです。
同じ映画を見た話をしても、相手によってはポジティブに捉えたり、ネガティブに捉えたりされます。
なので、「この話は相手にとってどういう意味を持つのか?」ということを考えた上で、話をしましょう。
原因5:根本思想と言葉にブレがある
一番大事なのは言葉の奥の「根本思想」
この記事で一番大事なことです。テクニックの話ではないからです。
言葉より、その人の根っこにある想いが伝わります。
温かい人が「バカ」と言っても、その言葉はやはり温かいですね。
でも人を軽蔑して発する言葉は、「バカ」と言わなくても冷たい。
つまり、伝えるためには、表面的な言葉以上に「その人の根っこにある想い=根本思想」が大事なのです。
言葉は氷山の一角
表現される言葉は、氷山の一角です。その根っこにはもっと何倍も大きな思想や価値観があります。
相手の相談に親身になって乗っていると思っていても、実はその根本には「上から目線」のような根っこがあるかもしれません。
あなたの言葉のその奥にある想いは、どうでしょう?
「自慢」や「エゴ」や「妬み」などではないでしょうか。
「愛情」や「尊敬」の想いに基づいているでしょうか。
解決策:根本思想と言葉が一致すると伝わる
根本思想はそれだけ強く、根本思想と言葉が一致すると強く人の心を打ちます。
小さな子供の言葉に思わず涙が出てしまうのは、文章のうまさではなく、心からの想いをそのまま言葉にしているからです。
嘘のない言葉ほど、強いものはありません。
まとめ
今回は、自分の話が伝わってないかもと悩んでいる人に、なぜ話が伝わらないのか?どうすれば伝わるのか?について5つのポイントで解説しました。
以下にまとめます。
・論点とゴールを明確にする
・意見と理由をハッキリ言う
・相手にとっての意味を考える
・根本思想と言葉を一致させる
長い人生で、自分の考えを相手に伝えられるか、伝えられないかは大きな差を産みます。
「伝わる話し方」を身につけて、人生をいい方に変えましょう。
それでは、また!
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