発明され尽くすことはない【スウェーデン式アイデア・ブック】

メリークリスマス!
このブログ更新が、クリスマスイブに重なることは、初めてかもしれませんね。
フェイスブック、ツイッターなども、クリスマスネタが満載ですが、いろいろ見ていると、「アマゾンのキンドルをクリスマスプレゼントにしました」というのをよく目にします。

僕も、キンドルを使い始めてひと月。
ようやく、慣れてきた感じですが、本当にすごいものが次々と登場するものだと思います。

そこで思い出したのが、百年以上前にアメリカ特許局の局長を辞したチャールズH.デュエルの話。これは、「スウェーデン式アイデア・ブック」に載っていたものです。

1899年、デュエル氏は、「およそ発明できるものは、すべて発明され尽くされてしまった」と言って、特許局長を辞めたのでした。
その後の、コンピュータ、インターネット、携帯電話、スマートフォン、キンドルなどの大発明を知らずして、と思うと笑えますが、デュエル氏以前もこのような話はたくさんありました。

1895年、イギリス科学アカデミーの会長が「空を飛ぶ機会は技術的には不可能である」を発表した数年後、ライト兄弟が有人飛行を成功させました。
その後、音速を超えるスピードで飛ぶことは不可能と言われましたが、1947年、米軍戦闘機ベルXが音速飛行に成功、今では旅客機でさえ音速で飛んでいます。
ヒューレッドパッカードの担当コンサルタントは、当初「HP製の計算機の市場需要を5千台」と予測したそうですが、ヒューレッドパッカード社はこれを無視して5年間で75万台売ったというのは、有名な話です。

こんなふうに、何ごとも絶対だと確信していたことが、後から見れば、全く根拠のないものだったということはよくあることです。
要するに、「絶対にあり得ない」ということなんて、逆に絶対にない。
はじめっから出来ないことなんてないということですね。

そんな素敵な教訓を、僕からの、そして自分自身へのクリスマスプレゼントとさせていただければと思います。
ということで、今日はこのへんで(^^
よい、イブを!