あきらめない気持ち〜夢を壊す権利は誰にもない

なでしこジャパンのW杯優勝の興奮冷めやらぬ状況ですね。
今大会の開幕前に、ここまでの活躍を予想した人はどれだけいたでしょうか。

女子サッカーはスポーツ振興支援の優先順位も低く、選手、関係者たちは、種目の存続をかけて、常に崖っぷち状況で戦ってきたと言います。
歴史的な積み重ねの上にこの栄冠があると考えると、感動もひとしおですよね。

決して恵まれているとは言えない環境の中で、夢をモノにした彼女たちの姿を見ていて、ある本に紹介されていたこんなエピソードを思い出しました。

1980年、レークプラシッド冬季オリンピックのスキー大回転で金メダルを穫ったインゲマル・ステンマルク選手の話です。
彼が小学生の時、「大きくなったら何になるか」という作文の授業があったそうです。
インゲマル少年が「僕は大きくなったらスキーで世界一になります」という作文を読み上げたところ、先生は「あはは、それは無理ね」と軽く言ったそうです。
彼は、それから40年以上経った今でも、その先生の言葉を忘れていないそうです。

よく言えば、先生の発言で少年が見返してやろうと奮起して、最後は結果を出したとも言えなくもありません。
でも、それは結果論。
夢は、とても繊細なもので、ちょっとしたことで壊れてしまうこともあるでしょう。
軽率で、否定的な言葉で、夢がいくつ壊されてきたことでしょうか。

人の夢、特に子供たちの夢は、一見、無謀で非現実的なように見えます。
しかし夢というものは、それだけで素晴らしいもので、尊重されるものだと思います。
それを壊す権利は、誰にもないと思うのです。

僕たちは、子供の頃、どんな夢を持っていたでしょうか?
今、新しい夢はあるでしょうか?

あれ、ちょっと話が飛躍してきたけど、つまり、なでしこたちの決してあきめない姿を見ていて、こんな年の僕だって、まだまだ夢をもって新しいことにチャレンジしていくぞ、などと勇気づけられたのでした。(^^
とにかくよかった。ホントに、おめでとうございます!!