こんにちは、キョウイです。
今回は、プロジェクトチームの作り方・運営についてです。
プロジェクトチームとは、企業の大きな組織を構成する「部」や「課」など、恒常的なチームではなく、発生する案件=プロジェクト単位で最適化したチームのことです。
今では大企業でも、フリーランスなど外部のスタッフをメンバーアサインして仕事を進めるパターンも増えています。
ということで、まだ慣れていない人向けに「プロジェクトチーム」の作り方について解説します。
プロジェクトチームは、大組織を推進するチームとは全く違う
プロジェクトチームは、これまでの日本の大企業でイメージされていた「部」や「課」のチームとは違います。
「日本人はチーム作業に優れている」といわれていた時代がありますが、それはたぶん、軍隊のような集団作業を指していて、意味が違います。
そういった集団作業チームの目的は「ルーティンワークの効率化」です。
やるべき大量の仕事をみんなで分担して効率よく完了させるためにチームを組むというわけです。
プロジェクトチームの目的は「新しいモデルの創造」
一方でプロジェクトチームは、そもそもの目的が違います。
プロジェクトチームの目的は「ルーティンワークの効率化」ではなく、「新しいモデルの創造」です。
もちろん、「ルーティンワークの効率化」も大事な仕事です。 しかし目的が違うので、これまでとは違うチームを作らなければなりません。
プロジェクトチームには、これまでになかったものを作り出す「オーダーメイド」に最適化したチーム編成が必要になります。
プロジェクトチームの作り方〜ビートルズのようなプロ集団を
オーダーメイドに最適化したチームとは、一人一人が別のスキルを持ったプロの集まりになります。
たとえていうなら、ミュージンクバンド。
ビートルズのように、ジョン、ポール、ジョージ、リンゴという4人がそれぞれ違う役割のプロとして集まって、これまでになかったものを生み出していくというイメージです。
ビートルズはチームメンバーに役割のダブりがなく、それぞれが絶対に必要な要素として構成されています。
こういう「ビートルズ型チーム」を意識して、それぞれが個性を持ったプロ集団を編成するというのが、プロジェクトチームを作る上での基本になります。
社内の専門家のアサインはもちろん、外部の専門家、フリーランスで活躍するプロフェッショナルまでアサインの対象は広く捉えましょう。
そして大事なことは、なるべく少人数で構成することです。
プロジェクトチームには、情報共有のスピードと機動力も大事だからです。
プロジェクトチームの運営はプロジェクトリーダーの役割
プロジェクトチームの運営も、これまでの大企業の社内チームと違います。
同じ社内の同じ部署内であれば、日々の仕事の目的やそれぞれの分担もなんとなく暗黙に共有されています。
しかしプロジェクトチームはそうではありません。
プロジェクトの目的は何を達成することで、期日はいつで、それぞれの役割、スコープ、報酬はいくらかをスタート時点で決める必要があります。
この役割を持つのが、「プロジェクトリーダー」です。
そういう意味で、プロジェクトリーダーの権限は大きく、責任も重いということになります。
プロジェクトリーダーは、プロジェクト運営のルールも設定してチームに共有しましょう。
フライトを運行するパイロットのように、プロジェクトチームを運営し、無事に着地した後は、報酬を払って速やかに解散する。
これがプロジェクトリーダーの役割と責任です。
まとめ
今回は、プロジェクトチームの作り方と運営について、企業の大きな組織との違いも含めて解説しました。
まとめると以下です。
・チームはひとりひとりが個性を持ったプロ集団として少数編成。
・プロジェクトリーダーが運営し、完了すれば解散する。
今は大企業の組織内でも、新しい価値を生み出すことが求められています。
同じ部署内のリソースでは足りないことも多々出てくるでしょう。
それでは、また!
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