【決定版】旅に出たくなる本おすすめ20選!紀行エッセイから小説まで

人は未知のものに出会うことで成長するものです。
たとえば、いろんな人に会う、知らない分野の本を読む、これらは成長の大きな糧です。

中でも、もっとも大きな未知との出会いを期待できるのは「旅」でしょう。
つまり、旅は人を成長させる。「旅=人生」。

しかし、毎日仕事で忙しい中で、正直、旅を計画するのも中々おっくうなものです。
マズイ、それでは成長が止まってしまいます。

そこで、これを読めば「無性に旅に駆り立てられる」という本を集めてみました。
全て、僕の本棚から厳選したものです。

これらの本はいずれも、ページを開くと一気に旅の世界に引き込まれます。
読み終わるまでもなく、ウェブサイトでチケットを探し、スーツケースに荷物を詰め始めるなんてことになるかもしれません。

そんな「旅の本20冊」、おすすめ順に紹介します。
あなたの背中を押す一冊があればいいなと思います。

目次

【旅のおすすめ本】1位〜5位 – バイブル編

Cannes photo by kyoi

1.【社会派ちきりんの世界を歩いて考えよう!】ちきりん

学校からも仕事からも得られなかった、「全く違う視点からモノを見る」という貴重な経験は、自分の足で世界を歩くことによって獲得できた!豊かさとはなにか、自由とはなにか、希望とはなにか―。崩壊前のソ連など世界50ヵ国を歩き続けて、自分のアタマで考えたこと。世界はいま、どこに向かおうとしているのかを問う!

お金から見える世界、共産主義への旅、豊かさの検証など、独自の視点にかなり影響を受けました。読後は必ず世界の見方が変わります。どこに行くときも機内で一度はKindle版の本書を開きます。


2.【深夜特急1-香港・マカオ-】沢木耕太郎

インドのデリーからイギリスのロンドンまで、乗合いバスで行く――。ある日そう思い立った26歳の〈私〉は、仕事をすべて投げ出して旅に出た。途中立ち寄った香港では、街の熱気に酔い痴れて、思わぬ長居をしてしまう。マカオでは「大小(タイスウ)」というサイコロ賭博に魅せられ、あわや……。一年以上にわたるユーラシア放浪が、いま始まった。いざ、遠路2万キロ彼方のロンドンへ!

言わずと知れたバックパッカー達の永遠のバイブル。この本を手に取るとムズムズして次の旅の行き先を考え始めてしまいます。昨年、香港に行った時には聖地を巡礼しました。



3. 【「超」旅行法】野口悠紀雄

ホテルの部屋を変更する方法、町中でのトイレの探し方、美術館巡りの下調べ、一人でさまになるレストランの発見法、手書き数字の解読法、サバイバル外国語でのコミュニケーションなど、海外旅行のノウハウ満載。

海外一人旅のノウハウ本はこの本の前にはありませんでした。旅の準備や一人食事の楽しみ方、街歩きや美術館巡りのノウハウまで。僕は旅のスキルをこの本で磨きました。


4.【アルケミスト 夢を旅した少年】パウロ・コエーリョ

羊飼いの少年サンチャゴは、アンダルシアの平原からエジプトのピラミッドへ旅に出た。錬金術師の導きと様々な出会いの中で少年は人生の知恵を学んでゆく。世界中でベストセラーになった夢と勇気の物語。

サンチャゴ少年が宝物を求めてエジプトへと旅をする。人生の主役は自分。その答えは自分にしか分からない。少年の旅を通じて、心の声を聞き、自分を信じて感じるままに行動する大切さを学べます。何度も読み返したいバイブルです。


5.【遠い太鼓】村上春樹

ある朝目が覚めて、ふと耳を澄ませると、何処か遠くから太鼓の音が聞こえてきたのだ。ずっと遠くの場所から、ずっと遠くの時間から、その太鼓の音は響いてきた。―その音にさそわれて僕はギリシャ・イタリアへ長い旅に出る。1986年秋から1989年秋まで3年間をつづる新しいかたちの旅行記。

村上春樹の旅の本はいくつもありますが、原点はこれでしょう。僕の大好きな「ノルウェイの森」がギリシャのミコノス島で書かれたことを知り心が震えました。旅と文章の美しさを知った本です。


【旅のおすすめ本】6位〜10位 – じっくり編

Cuba photo by kyoi

6.【辺境・近境】村上春樹

久しぶりにリュックを肩にかけた。「うん、これだよ、この感じなんだ」めざすはモンゴル草原、北米横断、砂埃舞うメキシコの町……。NY郊外の超豪華コッテージに圧倒され、無人の島・からす島では虫の大群の大襲撃! 旅の最後は震災に見舞われた故郷・神戸。ご存じ、写真のエイゾー君と、讃岐のディープなうどん紀行には、安西水丸画伯も飛び入り、ムラカミの旅は続きます。

モンゴルやメキシコの雄大な紀行も面白いのですが、何と言っても「讃岐うどん」をブームにしたのが本書。読んでいると無性にうどんが食べたくなります。僕もこの本を持って四国に飛びました。


7.【藤子不二雄Aブラックユーモア短篇集 (2) 】藤子不二雄A

短編集の中にある安孫子素雄先生の香港、タヒチ、ローマなどの紀行が面白い。憧れの地で小バカにされる日本人観光客。筆者が体験したじくじたる思いがユーモラスに描かれています。先日クアラルンプールのプールサイドで読み返していて吹き出してしまいました。


8.【TraveLife クリエイティブに生きるために旅から学んだ35の大切なこと】本田直之

旅をすることは人生のトレーニングでもあり、自由に生きるためのエネルギー源でもある。累計250万部突破の著者が、自らを成長させた旅と、クリエイティブに生きるための35の旅のレッスンを綴る。

大学時代のフィジー滞在、アリゾナへの留学、ハワイとのデュアルライフ。ビジネス書作家の本田直之さんが自らの旅で学んだエピソードを「旅=人生」という視点で語っています。「なぜ旅が必要なのか」を問いたいときに再読しています。


9.【サラリーマン2.0 週末だけで世界一周】東松寛文

旅ほど「働き方」を最速で変える方法はない!激務の広告代理店で“社畜寸前”だった著者が、会社を辞めずに「週末」と「貯金」を使って3か月で5大陸18か国を制覇した理由。

社畜サラリーマンが旅に目覚め「リーマントラベラー」として世界を一周する自伝。著者が僕と同じ会社の人だと知って、自分ごとのように読みました。サラリーマンとして旅に出るノウハウも詰まっています。


10.【オン・ザ・ロード】ジャック・ケルアック

若い作家サルとその親友ディーンは、自由を求めて広大なアメリカ大陸を疾駆する。順応の50年代から叛逆の60年代へ、カウンターカルチャー花開く時代の幕開けを告げ、後のあらゆる文化に決定的な影響を与えた伝説の書。バロウズやギンズバーグ等実在モデルでも話題を呼び、ボブ・ディランに「ぼくの人生を変えた本」と言わしめた青春のバイブル

映画にもなった「路上」という邦題の方も有名ですね。これもバックパッカーのバイブル。アメ車で大陸横断というのは日本人のバックパッカーイメージとは少し違うかもですが、青春期のどうしようもない魂の衝動に心が揺さぶられます。こういう分厚い文庫本を持って旅すると気分が高揚します。


【旅のおすすめ本】11位〜15位 – ウンチク編

Hawaii photo by kyoi

11.【本田直之のハワイを極める50の法則】本田直之

「10年以上、頻繁にハワイに通っていながらも、住んでみるまでは“本当のハワイ”の魅力はわからなかった」という自らの経験をもとに、グルメから買い物、荷造り法、時間の使い方までの“50の法則”を紹介します。ガイドブックには決して載らない、ディープなハワイの楽しみ方が満載!
 リピーターも納得の今までになかった究極のハワイ本です。

ハワイに行くときは続編「あたらしいハワイ」と一緒に必ず持っていきます。ハワイと日本のデュアルライフを実現している著者の経験情報は、ほかのガイドブックにはない説得力あるノウハウです。


12.【ラオスにいったい何があるというんですか?】村上春樹

旅をしている人にだけ見えてくる風景がある。そこには特別な光があり、特別な風が吹いている――ボストンの小径とボールパーク、アイスランドの自然、「ノルウェイの森」を書いたギリシャの島、フィンランドの不思議なバー、ラオスの早朝の僧侶たち、ポートランドの美食やトスカナのワイン、そして熊本の町と人びと――旅の魅力を描き尽くす

またしても村上春樹の紀行文集です。ボストン、アイスランド、ポートランド、ミコノス、フィンランドなど欧米のエピソードもいいですが、何と言ってもタイトルになっているラオス。熱帯の湿度、生活の匂い、寺院の静寂が鮮やかに描かれています。すぐに旅に出たくなります。


13.【表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬】若林正恭

キューバ!航空券予約サイトで見つけた、たった1席の空席。何者かに背中を押されたかのように2016年夏、ひとりキューバへと旅立った。慣れない葉巻をくわえ、芸人としてカストロの演説に想いを馳せる。キューバはよかった。そんな旅エッセイでは終わらない。そして最後はホロリと泣ける

社会への違和感、悩みは国が採用した新自由主義=資本主義システムのせいだと気づいた著者は違うシステムで暮らす人々を見たいとキューバに向かう。2018年末、この本を読んで僕もキューバを旅しました。社会に適合できない悩み、父親の死と、キューバの旅に至るまでのエピソードもグッときます。


14.【インドネシア全二十七州の旅】小松邦康

85年に初めて訪れたインドネシアに魅せられて、サラリーマン生活に区切りをつけ、ついに首都ジャカルタで暮らし始めた著者がインドネシアの端から端まで全27州を旅した思い出を綴る。

僕は1998年、インドネシア大学に留学しジャカルタに住んでいました。インドネシアは宗教や言葉もバラバラの27の州による共和国。当時はネットの情報もなく、長い夏休みにこの本を持ってインドネシア国内をめぐる旅をしました。パプアニューギニア島のイリアンジャヤ州へもこの本の情報を頼りに訪問することができました。


15.【旅する力】沢木耕太郎

 旅とは何か、なぜ人は旅へと駆り立てられるのか? 冒険と叙情に満ちた紀行文学であり、瑞々しい青春記でもある名作『深夜特急』の誕生前夜、若き著者には秘められた物語の数々があった……。幾多の読者からの絶えざる問いかけに初めて、そして誠実に応えた〈旅〉論の集大成、著者初の長篇エッセイが本書である。「恐れずに。しかし、気をつけて」これから旅立つすべての人に――。 

上記で2位にあげた「深夜特急」。その誕生秘話を語りつつ、旅とは何かの本質に迫るエッセイ。深夜特急の息つく暇もない展開とは対称に、冷静に旅を見つめることができます。これもよく機内で再読する本です。


【旅のおすすめ本】16位〜20位 – ディープ編

Kenia photo by kyoi

16.【闇の奥】ジョセフ・コンラッド

船乗りマーロウはかつて、象牙交易で絶大な権力を握る人物クルツを救出するため、アフリカの奥地へ河を遡る旅に出た。募るクルツへの興味、森に潜む黒人たちとの遭遇、底知れぬ力を秘め沈黙する密林。ついに対面したクルツの最期の言葉と、そこでマーロウが発見した真実とは。

マーロウという船乗りが消息を絶ったクルツという象牙商人を探し、コンゴの奥地に河をのぼっていく物語。19世紀後半の未知なるアフリカが描かれていて、小説なのに無性に旅情を掻き立てられます。映画「地獄の黙示録」の元ネタとなったのも有名です。


17.【幻のアフリカ】ミシェル・レリス

本書は書記兼文書係としてレリスが綴ったその公的記録である。だが、客観的な日誌であるはずの内容には、省察(植民地主義への呪詛)、夢の断片や赤裸な告白(しばしば性的な)、創作案、等々が挿入され、科学的・学術的な民族誌への読者の期待はあっさり裏切られる。刊行当時は発禁の憂目にあったのも当然であるが、この無垢で誠実なレリスの裏切りのなかにこそ、大戦間期のアフリカが立ち現われる逆説、奇跡の民族誌。

僕が所有する文庫本の中でもっとも分厚い本です(1065ページ!)。1931年、アフリカ横断調査団に加わった民俗学者である著者が、その1年9ヵ月の間、毎日つづった日記の全記録です。報告書のはずがなぜか自らの思いを綴ったり赤裸々な告白をしたりとエッセイのような仕上がりに。分厚すぎて持ち歩くのは難しいので自宅で読むしかありません。


18.【日本ぶらりぶらり】山下清

半ズボンに坊主頭、リュックを背負って九州、山陰、東北とぶらりぶらりの珍道中。「わしも山下清に毛のはえたような男です」という言葉を耳にした清は、「ぼくのどこに毛がはえるとあなたになるのですか」―。笑いを誘い、かつ考えさせられる文章とスケッチで綴る放浪記。

「日本のゴッホ」「裸の大将」と呼ばれた旅好き画家、山下清の紀行エッセイ。鹿児島、鳥取、熱海から東京まで。純粋な人間の目で見る日本の風俗はこんなにも美しいのかと感動してしまいます。こちらはもちろん国内旅行へ駆り立てられる本です。


19.【トワン、ガンバルか?―私の文化論的インドネシア滞在記】今田述

地球が急速に狭まりつつある今日、文化の共有が可能となる一方、固有の文化をいかに保持していくかも課題である。カルチャーの壁を越えて日本人が外国で暮らすとは、どれだけ相手の立場になれるかということである。本書は日本にとって永遠の課題である、異文化への対応と理解・協力の問題を、インドネシア人の多彩な生活、地誌と文化、歴史と現代の面から堀り下げた、元ジャカルタ駐在、一日本人銀行員の体験的文化論である。

これも僕がインドネシア留学中に大切にしていた本。同じ会社の大先輩が駐在員時代の体験を出版したものです。今もたまに読み返しますが、当時の日本人駐在員が手探りながら異文化と理解を深め合っていく姿に感動します。バリ島で家族とワヤンを鑑賞するシーンはとくに美しい。ちなみに「トアン、ガンバルか?」とはインドネシア語で「旦那さま、絵を描きに行くの?」の意です。


20.【南の探検】蜂須賀正

日本生物地理学会の創設、ドードーの研究などで知られる国際的鳥類学者による、戦前に刊行されたフィリピン探検記。フィリピンの最高峰アポ山初登頂に成功するまでの記録を、多数の図版と共に紹介する。

1920年代にケンブリッジ大にも留学した貴族院の著者が、国際鳥類学者としてフィリピンを探検した記録。ミンダナオからパプアニューギニア、ボルネオに至るまで、一人の日本人がここまで現地に根をおろし鳥はもちろんキングコブラからヒヨケザルまでの調査を手記したことに感銘を受けます。東南アジア探検に駆り立てられます。


以上が、僕の本棚にある旅の本の中からおすすめする20選になります。
いかがだったでしょうか?

僕の本棚から旅の本20選

「旅に駆り立てられる」という視点で選んだので、バックパッカーや探検ものが多くなりましたね。
僕はこれらの本をぐるぐる回し読みして、旅への気持ちを高めています。

たとえば、沢木耕太郎さんの本を読んで、突発的にその週末にベトナムに旅に出たりしています。

ホーチミンおすすめホテルは沢木耕太郎のマジェスティック・サイゴン

ボロボロになった紙の本を持って旅に出るのも味がありますし、Kindle版で常時携帯するもよしです。
これだという一冊に出会えたらいいですね。