生き残るのは、強いものではない、賢いものでもない、変化するものだ

先日、オバマ大統領の選挙キャンペーン「CHANGE」について書きました。

実は、この「CHANGE=変化」の重要性を150年も前に説いたひとがいます。

チャールズ・ダーウィンです。

彼は、「種の起源」という著書で「変化」の重要性を語ったのです。

いわゆる進化論。

むずかしくいえば、

「自然選択による生存競争において、有利な種族が存続することによる種の起源について」

という、サブタイトルが概要をあらわしています。

有名な話ですが、この理論が発表された当時、世界はひっくりかえるような騒ぎになりました。

大英博物館館長をはじめ、キリスト教団体からあらゆる宗教団体が、この理論をつぶしにかかりました。

アメリカの高等教育でこの進化論を授業でとりあげるようになったのは、1960年代になってからです。

2004年の調査でも、アメリカ人の55%が、神が人を創造したと信じているという結果が出ています。

しかし、わたしたちは、これを笑うことはできないでしょう。

いまだ、ビジネスの社会において、変わることから目をそむけているのではないでしょうか?

ダーウィンの進化論は、現代にも通じる強烈なメッセージを残しました。

「生き残るのは、強いものではない、賢いものでもない、変化するものだ」

われわれも、生き残るために、変化をおそれてはいけません。普遍の教訓ですね。

余談ですが、わたしは10年前、この言葉を支えに、投資銀行から広告会社への転職を決断しました。