ツイッターや、ブログなど、皆さんも文章を書く機会が増えていると思います。
わたしも、同じです。せっかくなら、いい文章を書きたいと思っています。
では、「いい文章」とは、何でしょうか?ここでは、
1.わかりやすい
2.ためになる
と定義したいと思います。この2点について以下、整理します。
1.わかりやすい文章とは
①「短い」
不思議なことに、文章は意識しないと、どんどん長くなります。
・「駅前にビルができた」
・「駅前に10階建の新しいビルができた」
・「駅前に10階建でガラス張りの新しいのビルができた」
・「駅前に10階建てで道路側は全面ガラスばりの新しいビルができた」
・「今年の冬、駅前に10階建で道路側は全面ガラスばりの山田商事の新しいビルができた」
このように、5W1Hが、入っていないと不安になり、どんどん長くなるのです。
まずは「誰がどうした」「何がどうした」だけを、押さえて短くしましょう。
「今年の冬、駅前にビルができた。山田商事の新しいビルだ。10階建で全面ガラス張りである。」
ちょっとは、わかりやすくなったでしょうか?
②「リズムがある」
文章が、読みやすく、気持ちがいいということです。
・「~わけ」「~ということ」のような同じことばを繰り返し使わない。
・ひらがなを多く使う。改行を多くするなどで、余白を作る。
などのテクニックが有効のようです。読みやすく好きな作家の文章を研究してみましょう。
2.ためになる文章とは
①「情報が入っている」
あんまり、ひとが知らない情報が入っているということです。
情報の含有率が低いと、「意味がない文章」になってしまいます。
これは、まったく誰もしらない一次情報ということではありません。
みんなが知っている事象でも、自分なりの「視点」を加えることで、新しい情報になります。
②「具体的である」
重松清さんの、作文講義の話です。
小学生の作文で、「お兄ちゃんはすぐ怒る」とあるとすると、
「どういうときに怒るの?」
「最近、ケンカしたのはいつ?」
「なんでケンカになったの?」
「怒るとどうなるの?」
「悪口はどんなことを言うの?」
と、どんどん具体的に突っ込んでいきます。
こどもは、それに答えながら、魅力的な作文が完成されていきます。
おとなになると、知識や経験が増した分、説明を省いたり、抽象的な文章になることが多いようです。
このようにして書かれた文章は、他人に読んでもらうことで、さらにいい文章になっていきます。
ちゃんと伝わっているかを確認したり、批判を受けたりして、どんどん見直していきましょう。
文章を書くことは、日々の抑圧感や、行き場のない不満を解き放つ効用があるそうです。
わたしたちは書くことで、気持ちの整理がついたり、元気を取り戻すとのこと。
「いい文章」が書ければ、同じように生きていても、楽しい人生になりそうです。
※和田秀樹さんの本が参考になります。
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