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プロフェッショナルとは「経験」ではなく「コミットメント」【トップ1%の人だけが実践している思考の法則/永田豊志】

広告の仕事は、資格があるわけでもなく、自分が広告のプロであるという拠り所をどう持つか、なかなか難しいところもあります。
まあ、クリエイティブ領域では広告賞などというものもありますが、すべての賞の基準が企業のマーケティング課題の解決ではないですし、いずれにしても狭義の広告に過ぎません。
広告というビジネスは、一般的に思われているより、もっともっと複雑なものです。

ベンチャー「楽天」の立ち上げエピソード

そんな中、「トップ1%の人だけが実践している思考の法則/永田豊志著」という本に、「楽天」の立ち上げエピソードが紹介されていて、ああ、これがビジネスで言うところのプロなんだなと思いました。

1997年に三木谷氏を含めた数人が立ち上げたネットベンチャー企業は、(当時はエム・ディー・エムという社名)ネットビジネスに関しては素人集団。
特に、システム開発担当となった本城氏(元副社長)は、プログラムを組んだことすらなかったとのことでした。
そんな中で本城氏は、プログラミングの説明本を片手に何度もあきらめかけながら、楽天市場のプラットフォームを作り上げました。

外注という考えもあったかもしれません。
しかし、このプラットフォームは、楽天にとってビジネスの根幹部分です。
ここを外注せずに自前でやった意義は、ビジネスのコアを握り、ノウハウを自社に蓄積していく上で、とても大きかったわけです。

「最善」か「結果」か

これは三木谷氏の言葉らしいのですが、人間には2つのタイプがあると言います。

①「Best Effort Basis」
=最善を尽くす、と聞こえはいいものの、つまり「ここまでがんばったからいいでしょう」と自分自身に言い訳するタイプ。

②「Get Things Done」
=どんな手段を使っても、とにかく物事を最後まで達成する、つまり「なんらかの結果を出す」タイプ。

ビジネスでいうプロとは、つまり、②のタイプのことです。
本城氏は、プログラマーとしては素人でしたが、ビジネスマンとしてプロフェッショナルだったわけです。

言うまでもなく、これからのビジネスは、前例のないところを切り開いていかなければなりません。
それは、誰にとっても経験したことのない領域でしょう。

プロフェッショナルとは「経験」でなく「コミットメント」

これまで、プロフェッショナルとは、資格や経験量によって与えられる称号でした。
しかし、繰り返しになりますが、これからのビジネスにおけるプロフェッショナルとは、三木谷氏のいう②です。
手段を問わずにやり遂げるという「コミットメント」が出来るかどうかが重要なわけです。

要領よくやれるのでもいいし、泥臭く根性で成し遂げるのでもいいでしょう。
とにかく、コミットメントできるかどうか。
そこに、クライアントはお金を出すのだと思います。

広告もドンドン領域が広がり、求められているのは、新しいことへのチャレンジばかり。
そこでプロと認められるためには、やはりこのコミットメントが問われるということでしょう。

この本もおすすめです。