いきなり開く「成功の扉」を叩き続けよう【僕が電通を辞める日に絶対伝えたかった79の仕事の話 / 本田亮】

電通のクリエーティブ・ディレクターであった本田亮さんが、退職の際に出版されました。

ご本人は覚えてらっしゃないと思いますが、僕が駆け出しの頃に仕事でご一緒させていただいたことがあるので、読ませていただきました。

「成功」はどのように訪れるのか?

「僕が電通を辞める日に絶対伝えたかった79の仕事の話」という本で、勇気をもらえるエピソードがたくさんありました。
そのひとつを紹介します。

10年ほど前、娘さんのお友達の女性が、単身でイタリアに渡って彫刻の勉強を始めたそうです。
エアコンもない狭い部屋で、何年もの間、彫刻の修行を続けていたそうです。

そんな彼女に、ある日いきなり成功の扉が開きます。
突然、ローマ法王に奉納する彫刻の依頼が来たのです。

これには、日本のテレビ局も特番を組んで取材をしました。
彼女は番組の中で、フィレンツェの橋の上でホームレスのように寝ていたときのことを語りました。
当時の自分の姿を思い浮かべる彼女の目に、一瞬涙が浮かんだそうです。
夢や自分の想いが実現するというのは、本当にある日突然なんですね。

この本では、それを

重い扉のようなもの

と表現されています。
夢に向かって扉をノックし続けても、まずは何の反応もありません。
扉の向こうには、どんな世界があるか?このままのやり方でいいのか?
扉はまったく壁のようにノックを拒絶し、開く予感すらないわけです。

ドンドン、ドンドン。このまま叩き続けていいのかどうか。

もはや、あきらめの境地にもなったとき、扉は突然「ガバッ」と開く

夢が実現するというのはそういうもので、成功の扉は徐々にゆっくりではなく、いきなりガバッと開くのです。
ということは、夢が実現する1秒前までは絶望と同じ。
だから、今はもしかすると、扉が開く直前にいるのかもしれないというわけです。

開く可能性がある限り扉を叩き続けよう

これまで僕も、そんな(小さな)扉をいくつか開けてきて、今の自分がいるのだと思います。
そして今、もっともっと大きな扉を開けたいと思っています。
今は、その直前なのかもしれません。
いや、もしくは結局、最後まで開かないのかもしれません。

それでもこの文を読んで、開く可能性がある限りは、扉を叩き続けようと思ったのでした。

追記:2018年12月

成功本のトレンドを追いかけるのはたいへんですが、名著のエッセンスをギュッと集めた本が出たので紹介します。