ホーチミンおすすめホテルは沢木耕太郎のマジェスティック・サイゴン

今回は、 ベトナムのホーチミンにある「ホテル・マジェスティック・サイゴン」に宿泊してきました。
マジェスティック・サイゴンは、沢木耕太郎さんのベトナム縦断紀行「一号線を北上せよ」の舞台になっているホテルです。


本書は、ホーチミンからハノイまでの1,800Kmをバスを乗り継いで北上するという、まあムチャな体験記ですが、その前のベトナム訪問から話は始まっていて、そこでマジェスティック・サイゴンでの滞在とホテルのバーで飲む「ミス・サイゴン」というカクテルが魅力的に描かれています。

キョウイ
キョウイ
沢木さんはこのホテルに10日以上も滞在したんですね

僕はこういう本を読むと、「どうしても自分の目で見てみたい」と、身を焦がして取り憑かれたようになってしまいます。

で、やりたいこと、見たいものがあれば、すぐに行動。
本書を片手に、沢木耕太郎さんの体験を追ってマジェスティック・サイゴンの名物カクテル「ミス・サイゴン」を飲みに行く旅に出ました。

ホーチミンでのおすすめホテルは沢木耕太郎の「マジェスティック・サイゴン」

ホテルの概要

二十分もすると、河の匂いがしてくる。タクシーは川沿いの大通りを走り、やがてコロニアル調の建物の前に横づけされた。それがマジェスティックホテルだった。

「一号線を北上せよ」

ホーチミンの中心に位置するホテル・マジェスティック・サイゴンは、1925年に建てられた格調あるクラッシックホテルで、ドンコイ通りという目抜き通りがサイゴン川に突き当たる角に位置しています。

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名物の木製ピアノとらせん階段

中に入るとロビーはクラッシックな雰囲気で満たされていた。天上からはシャンデリアが下がり、木製の自動ピアノがショパンを演奏している。

「一号線を北上せよ」

確かにホテルの正面から入ると、飾り付けの向こうの小さなエレベーターホールに、ピアノが置かれています。

これが、そのピアノかな。でも演奏はしていませんでした。

またこのピアノの上をぐるりと囲むように作られたらせん階段は、建築として有名です。

旧館は5階まであり、新館は8階までありますが、このらせん階段は旧館の5階まで。
僕は旧館の4階に宿泊できました。




ホテル・マジェスティック・サイゴンから見える「サイゴン川」の異国情緒

サイゴン川のどっぷりとした流れを「M Bar」から見る

だが、本当に驚いたのは、ガラス戸を開け、ベランダに出た時だった。通りを挟んだすぐ向こうに、土色の水を豊かにたたえたサイゴン河がゆったりと流れていたのだ。(中略)
ー これがサイゴン河なのか。これがマジェスティックから眺めたサイゴン河なのか・・・。
私はしばし茫然と立ち尽くしてしまった。

「一号線を北上せよ」

「リバーサイド」の部屋だと、部屋のテラスからサイゴン川が見えますが、同時に名物のバイクの大群、騒音付きです。

リバーサイトの部屋でなくても、5階のビュッフェ「Breeze Sky Bar」か8階の「M Bar」からサイゴン川は望めます。

サイゴン川のどっぷりとした流れを眺めながらベトナムコーヒーを飲むと、豊かな異国情緒に浸れます。
ただ川沿いまで行くと、その汚さとドブ川のような匂いにやや興ざめしそうですが・・・。

サイゴン川のサンライズを「Breeze Sky Bar」から見る

また、早朝6時すぎにサイゴン川から見るサンライズが素晴らしいです。

戦時中も毎朝のぼりつづけていたであろう太陽は、きっと戦地で心を痛めていた兵士たちにも少しばかりの安堵を提供していたのだと思います。

こちらは5階のビュッフェ「Breeze Sky Bar」での朝食の際にどうぞ。

サイゴン川とは反対に優雅な中庭プール

マジェスティック・サイゴンは中庭を囲むように建てられていて、その中庭がそのままプールエリアになっています。
中庭なので陽のあたる時間は限られてしまっていて、初めは「なんでこんな造りなんだろう?」と思いました。

でもおそらくホテルの外側に面してプールを作ると、バイクのビービーブーブーいう騒音で、ゆっくり寝そべってなんていられなくなるからなんでしょう。

思った通り中庭は表の活騒を遮断し、静かでちょっと優雅な時間を楽しめます。

キョウイ
キョウイ
プールバーはないので飲み物は持ち込みましょう




「Breeze Sky Bar」と「M Bar」

カクテル「ミス・サイゴン」を探して

このバーにはブリーズスカイバーという名前がついているのだという。(中略)ボーイが持ってきてくれたメニューの中に「ミス・サイゴン」という名のカクテルがあるのが眼に留まった。

私はそのミス・サイゴンを呑みながらサイゴン河に映るネオンの揺らめきに見入っていた。(中略)暗い世の中に、わずかな華やぎを見せているマジェスティックからの風景には、見ている者の心に静かに深く沁み入ってくるものがあった。

「一号線を北上せよ」

この「ブリーズスカイバー」は、かつては旧館の最上階のバーでしたが、今は朝夕のビュッフェレストランとして位置づけられています。

現在のホテルのメインバーは、新館の最上階の「Mバー」。
ここに入って、サイゴン川の夜景を望むカウンター席に座り、メニューで「ミス・サイゴン」を探しました。

が、しかしメニューには・・・

キョウイ
キョウイ
・・・「ミス・サイゴン」がない。

カクテル「ハッピー・サイゴン」とは

女性のウェイターに「ミス・サイゴンっていうカクテルはありますか?」と聞いてみたところ

「ノー。このバーでは、『ハッピーサイゴン』をおいています。ミス・サイゴンはライムを絞っているのですが、ハッピーサイゴンは、ライムではなくグリーンアップルを入れています」と。

いや「微妙な変更しないで、ミス・サイゴンつくってよ。ライムあるでしょ」といっても、カスタムオーダーはダメとのこと。

仕方ないので注文した「ハッピーサイゴン」がこちら。

味は、と聞かれると、正直微妙です・・・。 りんご絞れないし。




ああ「ミス・サイゴン」はどこに

1階ラウンジ「Catina」

「ミス・サイゴン」は、イギリスから世界的にヒットしたミュージカル。
ベトナム戦争のサイゴン陥落によって引き裂かれたアメリカ兵とベトナム女性の悲恋の物語です。

ま、確かにそんなテーマ自体、ベトナム本土にとってみれば面白くないでしょう。
「ミス・サイゴン」なんて題名を冠したカクテルはもう時代錯誤であって、ホテル側も取り扱いをやめたのかもしれません。

「ああ、沢木耕太郎さんの体験追っかけもここまでか・・・。」

と、思っていたら、ホテルのロビーにも「Catina」というラウンジエリアがありました。
そういえば、ホテルにチェックインした際に、このラウンジでのドリンクサービスチケットをもらっていたので、入ってメニューを確認してみました。

・・・あった。こんなところに「ミス・サイゴン」が・・・。

キョウイ
キョウイ
・・・早く言ってよ(涙

「ミス・サイゴン」に出会う

オーダーして待つこと5分。 ライムをかざしたカクテルグラスが差し出されました。

「ついに出会えた。これがミス・サイゴン・・・。」

写真のとおり、ただのカクテルなのですが、異国の地まだ追いかけてきて、ついにたどり着いた「ミス・サイゴン」に、グッとこみあげてくるものがありました。

レシピを見ると、スミノフウォッカに、ガリアーノというリキュール、ライムジュース、グレナディンというざくろ果汁のシロップを加えたものですね。

さて、そのお味は・・・。

きょうい
きょうい
・・・うん、ま、ハッピーサイゴンよりは美味しいかな・・・

でも、ま、あんまり何度も飲むものじゃないかな。




ホテル・マジェスティック・サイゴンの評価

マジェスティック・サイゴンは星いくつ?

今回の「ホテル・マジェスティック・サイゴン」には大満足です。僕の評価は以下になります。

マジェスティック・サイゴンの評価
立地
(5.0)
部屋の快適さ
(4.5)
プール等の施設
(3.5)
サービス
(4.0)
価格
(5.0)
総合評価
(4.5)

とにかく、歴史と文化を感じる雰囲気のあるホテルです。サイゴン川の眺望も最高です。
プールの施設は少し古かったですが、これだけのクオリティでこの価格は東南アジアならではですね。

僕が宿泊した際の価格は、日本円で1泊約¥16,000でした。とてもリーズナブルだと思います。

最新価格は以下から確認してください。

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今回の旅に持っていった本は沢木耕太郎さんの著書「一号線を北上せよ」です。
沢木さんの著作の中でも比較的新しい体験記なので、現地を追うならおすすめです。


このブログでは、他にも旅に行きたくなる本を紹介しています。

【決定版】旅に出たくなる本おすすめ20選!紀行エッセイから小説まで


それでは今回は、このへんで。