話題の本「MAKERS」、全員メーカーの時代がきてます。【MAKERS(メイカーズ)~21世紀の産業革命が始まる / クリス・アンダーセン】

今、超話題の本「MAKERS(メイカーズ)~21世紀の産業革命が始まる」を読んでいます。
これは、ベストセラー「FREE(フリー)」の著者クリス・アンダーセンの新著で、これまた未来予測がいっぱいつまった、痛快、衝撃の爆弾書です。

本書には、インターネットの登場によって、これまでの10年はウェブ上で創作し、発明し、協力する方法を発見した時代で、これからの10年は、そのノウハウをリアルの世界に当てはめていく時代だとあります。

産業革命時代の発明家やビジネスマンは、蒸気機関車の生みの親のジェームズ・ワットなんかに代表されるように、特権階級、支配階級でした。
一般階級が事業のアイデアを思いついても、特許を申請して、資本のある起業家に買ってもらうというようなことをしない限り、自分で製品化、商品化することなんてできませんでした。
その後も長らく、一般階級にとっての起業といえば、街角で飲食店を開くとか、地元でささいな商売を始めるとかしかなかったわけです。

その状況が、インターネットの登場で激変しました。
アイデアとネットにつながったPCさえあれば、どんな人でも世界を変える企業の種を生み出せるようになりました。
マーク・ザッカーバーグとフェイスブックは、いい例ですね。
事業のアイデアがあれば、ソフトをプログラミングするだけで商品化できる。
つまりウェブは、発明アイデアだけでなく、生産手段自体も民主化したというのがスゴいわけです。

それが今、リアルの世界に応用されようとしています。
もの作りがデジタルになり、3Dプリンタやレーザーカッターなどの登場で、これまでに比べれば、ほとんどお金をかけずに製造できるようになってきているらしいです。
これまで大企業が独占していた大規模設備投資による大量生産を必要とせず、個人のアイデアがすぐに小ロット製造の商品として実現するようになってきたわけです。

これにみんなが気づくとすごいことになります。
人間は基本みんな、もの作りの欲求がありますよね。
料理、ガーデニング、編み物、裁縫、スクラップブック、ビーズ編み・・・。
自分が作ったものが、大勢に受けるかどうかは分からないかもですが、広い世界には同じ価値観の人もある程度はいるでしょう。
ということは、自分のアイデアが商品となれば、これらの人々の手に渡ることでビジネスが成立する可能性があるわけです。
ひと言でいうと、「全員がメーカー=製造業者の時代が来る」ということですね。

この気づきによって、これからの製造業の未来地図は大きく書き換えられると思います。
つまり、「もの作りの未来は、大企業ではなく僕たちの手にゆだねられた」ということなわけですね。
こういう本を読むと、本当に時代がものすごいうねりをあげて動いていることを実感します。
ああ、興奮します。
はい、ということで、今日は、このへんで。