昨日つけた目印は、今日あるか?

世の中的には三連休ですね。
僕は、めずらしく体調を崩して、病院で点滴までされて自宅療養。
この間にやっつけようと思っていた仕事もあきらめて、寝ながらたまっていた本を読んでいました。
僕は、話題の本はとりあえず買っておくタイプなので、読みそびれて積んである本がたくさんありまして、こんなときにまとめ読みしたりするです。

しかし、今回思ったのは、ちょっと前の本でも今読むとなんか古い話だなあと思ったり、なんか情報の劣化がすごく激しいなあと、思ったのです。
うーん、時代の流れはどんどん早くなっている。

で、先日紹介した「ビジネス寓話50選」に載っていたこんな話を思い出しました。

ある男が舟に乗って川を渡っている時のこと。
川にうっかりと剣を落としてしまったそうです。
彼はあわてて小刀を取り出して舟のヘリに印を刻みました。
一緒に舟に乗っていた仲間が思わず、「何やってんだ?」と聞くと、
「この場所で剣を落としたんだ。でも印をつけておいたから大丈夫。舟が止まってからこの下を探すよ」
と得意気に言ったそうです。
もちろん、その間も、舟はどんどん川下に流れていっていたわけですが・・・。

で、この話を人ごとのように「バカだなあ」と思って読んでいる場合じゃないなと、積んであった本の情報劣化の早さからも思ったのです。

過去の成功体験にこだわって、市場から消えていった商品はたくさんあります。
逆に、前例がないということで実現しなかったアイデアもたくさんあります。
これらは、舟のヘリに刻まれた印を笑えませんよね。

昨日の方法が、今日もまだ通用するかは分かりません。
逆にこれまで誰も振り向かなかった方法に、急に注目が集まるかも知れません。
川の流れと同じく、時代も流れも早く、そこに身をおく僕たちの環境は、目まぐるしく変化を続けているわけです。
そして、何よりこの寓話が中国の古典ということにその根深さを感じます。
環境の変化への対応力は、はるか昔から仕事人に期待されていることなんですね。

スティーブ・ジョブズじゃないですが、「アイスホッケーではパックがあった場所じゃなく、パックが向かおうとしているところへスケートを走らせなきゃならない」。

うーん、これは永遠の課題ということなのでしょうか・・・
今日はこのへんで(^^