カンヌ2011受賞関係⑤「アウトドア、ラジオ部門」

さて、アウトドア部門、つまり屋外広告の部門です。
これをまとめている間に、フィルムやチタニウム&インテグレーテッド部門の発表もあり、ここで紹介する「Jay-Z」がアウトドアとインテグレーテッドのWグランプリということになりました。

・タイトル:「DECADE JAY-Z WYTH BEING」
・広告主:Bing(マイクロソフトの検索サービス)/Jay-Z(ラッパー)
・エージェンシー:DROGA5 New York

マイクロソフトの新しい検索エンジン、Bingのリリースと、時を同じくしたアメリカの人気ラッパーJAY-Zの自叙伝『Decoded』の発売のコラボキャンペーンですね。
350ページの本のエッセンスをバラバラにして、アメリカ中のアウトドア媒体にスクラップ記事のように掲出、Jay-Zの曲や歌詞、エピソードから、本のタイトルである「Decode(解読)」をしてもらうというものです。(もちろんBing検索で。ググられると困る)

まあ、ものすごくお金のかかったキャンペーンで、アイデアがどうのというより、逆に金さえあればできるだろうという批判の声も聞かれましたが、実際にやってしまった上に、それなりに数字としての結果も出したのだから、やはりすごいのでしょう。
僕個人的には、このCo-Creative、つまり別々のブランドの想いをクリエイティブアイデアでつないだというところが、これからの傾向として評価されているのでないかと思っています。

さて、日本勢にとっては、九州新幹線がアンビエントカテゴリーでゴールドを受賞という大きなニュースがありました。
フジの「めざましテレビ」でも速報として報道されたとか。

・タイトル:THE 250KM WAVE
・広告主:JR九州
・エージェンシー:電通

いや、素晴らしい。
時代は、みんながつながり、みんなでやることを求めています。

あと、ラジオ。
これはラジオ広告が活気あるエリア的な要素もあるし、新規性の企画も結局は言葉のみ表現になるので、非英語圏の日本にとっては、なかなかハードルが高い部門ですね。
グランプリは南アフリカのメルセデスです。

・タイトル:BUD,LOVE,TOBYの3部作
・広告主:メルセデスベンツ「アクシデント回避システム」
・エージェンシー:NET#WORK BBDO ヨハネスバーグ

以下に、BUDを紹介しますが、要するに残念な人、面倒な人との付き合いを取り上げて、「メルセデスのアクシデント回避システムがあったら、この人との出会い=アクシデントはなかったのに」というもの。

MAN: We met in a little in a little head-on collision. Now I’m Ted’s best and only friend.

VIOLIN MUSIC

MAN: When I draw my curtains in the morning he’s there. He sent me his hair cuttings, and a bathmat lovingly woven from navel fluff.

He likes to call often and say things like: “You have toothpaste on your left cheek” and “I like those boxers you’re wearing”.

For my birthday, he sent me a half sheep and 27 emotionally-fraught mix tapes.

He is intimately acquainted with the contents of my bin. I know he’s touched his earbuds.

And he likes to knit things for me too. Things like ponchos, cat suits and eye patches.

To think, if I’d been driving a Mercedes-Benz with Lane Assist, that nifty accident avoidance system, we never would’ve met.

No accident, no new friend and no hidden camera in the shower.

ホモネタですかねえ。。