僕たちはたった5年で生まれたライフスタイルにいる

ここ何日か原稿を書いている中で、いろいろ資料をあさっているのですが、それらをまとめながら改めて実感することがあります。

それは、「僕たちは、たったここ5年の間に生まれたライフスタイルの中で生活している」ということです。

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日本で、僕たち一般人にネットが普及したのは、たかだかここ10年。

政府が2001年に、「e-Japan戦略」なる、今からすると笑えるネーミングではありますが、つまり「5年以内に世界最先端のIT国家となる」目標を掲げたのです。

当時20%程度だったネット人口普及率が、2005年には67%にまで達します。

つまり、5~6年前にやっと、ネットを使うことが、特別なことから、当たり前になったということです。

国連機関の国際電気通信連合(ITU)の発表では、2010年末に、世界のネット人口は20億人を超えたとのこと。

これは世界人口の3分の1になります。

そして、このネット人口の半分近くが、ソーシャルメディアの利用者ということらしい。

要するに、「ネットの正体=ソーシャルメディア」であるということが明らかになりつつあるようです。

そのうえで、遠藤論氏の「ソーシャルネイティブの時代」には、「ソーシャルメディアのどこが凄いのか?」というテーマが論じられています。

1.ネットが自律的に活動するようになることが凄い

 ウェブ検索の時代に比べ、人から人に活動が伝播するため、ネット全体が活動的になる。

2.データの精度が上がることが凄い

 情報が友人のフィルターを通じてくるため自分の求める情報が絞られて届く。

 また友人の知恵の積み重ねによって、集合知が形成されやすい。

3.リアルとの連携の可能性が高いことが凄い

 人のつながりであるため、おのずとバーチャルの中だけでとどまらなくなる。

ということ。

しかし、ソーシャルメディアの本当の魅力は、それがまだ進化の過程にあると感じられることです。

ここ10年、僕たちが信じてきたインターネットは、ただのコンピューターのネットワークにすぎませんでした。

しかし、ソーシャルメディアは、本当のネットワークとは、僕たち人間のネットワークであることを明らかにしました。

そして、それをサポートすることが、コンピュータネットワークであることに気づかせてくれたのです。

人間が主役。ということは、まだまだ、これから何が起こるか分からないということです。

ネットの進化は、まだまだ僕たちを驚かせてくれそうですね。