社会事業というビジネス

僕の勤めている会社の社員食堂では、テーブルに「Table for Two」というシールが貼ってあります。

これは、マッキンゼー出身の小暮真久さんが運営するNPO法人「TABLE FOR TWO」への参加を示すものです。

小暮さんは、社会起業家と呼ばれています。

日本ではまだ一般的ではありませんが「社会貢献をビジネスで解決してく」というものです。

ビジネスの目的が、社会事業そのものなのです。

現在、世界の政治や経済のシステムは、残念ながら欠陥だらけです。

地球温暖化、貧困、格差、紛争、テロなど、地球規模の課題が次々に起こっています。

誰が、これらの矛盾や歪みを矯正していくのでしょう?

もちろん、国や政治家の仕事でもあります。

でも、グローバル化が進み、国境を越えて資本や情報が行き来する現代においては、もはや国単位の取り組みでは意味をなさず、国や政府の枠踏みを超えて解決を図らなければならなくなっているようです。

だからこそ今、社会事業そのものをビジネスにする企業や団体がどんどん増えてきているのです。

“想い”と“頭脳”で稼ぐ 社会起業・実戦ガイド 「20円」で世界をつなぐ仕事/小暮 真久
この「テーブル・フォー・ツー」のビジネスモデルはすばらしいものです。

今、全世界にいる67億人のうち10億人が食事や栄養不足の貧困状態に置かれています。

その一方で、日本を含む先進国では、ほぼ同じだけの数の人が食べ過ぎによる肥満や生活習慣病に悩んでいます。

この「食の不均衡」をビジネスで解決しようというものなのです。

具体的には、社員食堂を持つ企業や団体と提携して、低カロリーメニューを提供してもらい、そのメニューの価格に20円を上乗せしてもらいます。

その20円は寄付金としてアフリカに送られ、現地の子どもたちの給食費にあてられるのです。

僕は、このモデルを知ったとき、本当に感動をしました。

やはり、世の中のために働くというのは、わくわくしますよね。

ついつい、「自分の仕事は社会に貢献しているのか?」という自問を繰り返してしまいます。。。