リタイヤしない「ひまわり生活」:グアム・ハワイ・マレーシア

日本の冬は寒いですね。
これを四季の良さと捉えることもできますが、寒いのが苦手な僕は暖かいところに逃げたくなります。

故・大橋巨泉さんが提唱していた「ひまわり生活」というスタイルがあります。
1年間を世界中の温暖な場所を移動しながら生活するスタイルで、常に太陽の方を向いて動く「ひまわり」に例えているわけです。

僕はこの「ひまわり生活」に憧れていて、セミリタイア後に目指すスタイルとして少しずつ準備を進めています。
ただ最近は「リタイヤしなくても実現できるかも」という可能性も感じています。

1. 「ひまわり生活」の実際は?

ひまわり生活を提唱していた巨泉さんの実際を見てみましょう。
今では、一般の人でもひまわり生活を実現する人が出てきましたが、どなたも基本的にはこの巨泉スタイルをベースにしていると思います。

・11月中旬から4月中旬はオーストラリアのゴールドコースト(うち数ヶ月はニュージーランドのオークランド)

・4月中旬から5月末までは千葉県東金市の自宅

・6月から9月中旬まではカナダのバンクーバー

・9月中旬から11月中旬まで再び千葉の自宅

・11月中旬からは、再びオーストラリアへ

ゴールドコーストの夏(日本の冬)はどんなに暑くても30度前後までしか気温は上がりません。

バンクーバーの夏は花が一斉に咲き、ベリーが実をつけ、小鳥や小動物が見られ、汗もかかずに過ごせるこの世の天国らしいです。
僕はまだ、夏のバンクーバーに行ったことないですが、すばらしい気候なんでしょうねえ。

2. リタイヤせずに「ひまわり生活」はできるか?

巨泉さんがひまわり生活を実践できたのは「セミリタイヤ」を決断したからです。
以前は、ひまわり生活を目指すなら、巨泉さんのように、自分が何歳まで働くのかを自ら設定しなければなりませんでした。

会社員であれば「定年まで」ということが一般的だったでしょう。
巨泉さんのような「ひまわり生活」は、とても庶民には手の届かない夢のような生活に見えますが、実は今すでに年金受給をしている人なら厚生年金と企業年金あわせて月に30-40万円もらえたりしているので、贅沢さえしなければ不可能ではありません。

でも、状況が大きく変わりつつあります。
政府は年金の支給開始年齢を引き上げるために雇用の延長を推進していて、年金受給は70歳を超えることが濃厚です。しかも今と同水準の金額が維持されるかは分かりません。

そんな中で、みなが22歳で新卒入社して、70歳までの50年間、1週間の夏休みと冬休みだけでずっと同じ仕事を続けるのでしょうか・・・。

いやいや、今は急激に働く概念が変わってきています。
会社勤めでも、ネットによってリモートワークが認められたり、長期休暇の取得も推進されています。
個人の価値観でも、途中で専門職を変えたり、40代で充電期間のため数年間休養するとか、別の専門学校に行くとか、多様な選択をするようになっています。

つまり、場所にとらわれずに働いたり、ライフスタイルを変更したりできる環境が整いつつあって、リタイヤを待たずともひまわり生活が可能になってきたわけです。

3. リタイヤしない「ひまわり生活」候補地

僕も数年前から、ひまわり生活を模索しています。
会社員なので、冬と夏に、1週間の有休に加えて、何度かの週末(金曜の夜から月曜朝まで)を気候のいいところに移住するものです。
ポイントは、観光旅行でなく、暮らすように滞在することです。

毎年いろいろと試していますが、今のところ安定している場所は以下です。

日本の冬:
・グアムのタモン
・ハワイのワイキキ
・マレーシアのクアラルンプール
日本の夏:
・軽井沢
・ハワイのワイキキ

詳しい場所は改めて紹介しますが、いずれもキッチン付きの宿にして、自炊します。

あまり目新しさはないでしょうが、これがいろいろ試して、気候・距離・時差・安全性・物価などから落ち着いた候補地です。
今年はまた違う場所に行く予定で、まだまだ試してみるつもりです。

こういった「ひまわり生活」がいいかどうかは、人それぞれの価値観だと思います。
そんな面倒なことせずに、日本の冬を楽しむ方が性にあっている人もいるでしょう。
しかし僕からすると、ここ数年の日本の冬と夏の気候は、季節感を楽しむ度を超えています。

いずれにしても人生100年時代、仕事スタイルの多様性はどんどん広がり、会社員であっても自らのスタイルを組み立てる時代になってきました。
しかも世の中の変化は早く、3年後はどうなっているか分かりません。
もはや自分にとっての理想的なスタイルとは、結果論でしかないと思います。

自分の生き方を自分で選択して、その選択を自力で正解にしていく。
そんなことを繰り返した結果が、自分にとって理想的な生き方になるのでしょう。

こういった価値観の原点は、やはり大橋巨泉さんのこの著書でしょう。

こちらにも影響を受けました。